鶴の恩がえし【新潟のむかし話】


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朗読しました♪

 

方言が使われていて、わかりにくいところもあるかもしれないですね。

 

むごつけなぁ→かわいそうに

わありい→悪い

いとしげ→きれいな

ごむしん→おねがい

かねますが→すみませんが

おじや→雑炊

えれえ→たいへん

ねぎに→そばに

こしろうてくれ→作ってください

こったぁすけ→ことだから

こさえて→こしらえて

もうつけねぇ→かなしい

らちあかん→がまんできない

おそかおそか→おそるおそる

でかしましたや→ありがとうございました

 

方言!!失われたくない言葉ですね。

 

採話地は大佐渡です。

私の住んでいるところでは使われていない方言もありましたが、

子どものころに親しんだ方言もあって1回でスムーズに朗読できました。

 

わたしは感情をだしすぎるところがあるのですが、まぁまぁ穏やかにできたとおもいます。

 

お時間のある時に聴いていただけたら嬉しいです。

 

ご覧いただき、ありがとうございます🌸

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【注文の多い料理店】宮沢賢治


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明けましておめでとうございます。

 

虎年にちなんで、ヤマネコ(ネコ科はいっしょかな?)の出てくるお話を朗読しました。

 

この作品は、以前に お話の会で、分担読みで、小学校などで発表したことがあって、馴染みのある作品なのです。

一人で朗読するには大作でした。最初24分くらいかかっていたのですが、19分でできました。

はじめの部分で、2人の紳士が、鉄砲を撃ちたがるところを朗読していて、正直ムカムカしました。

野生の鹿に遭遇したことがあるのですが、その鹿を思い出しました。

 

山道(車道)に大きな、まるでキリンみたいな鹿がいて、あ~!どうしょう!!

って思いました。

鹿は素早く高いジャンプをして山のなかに戻っていきましたよ。

とても平和主義なのだとおもいます。

 

ドキドキハラハラする面白い作品です。

教科書にも載っていましたね。

プロの方々もたくさん朗読されています。

 

ほんとうに拙い朗読ですが、作業しながらでも聞いていただけたら嬉しいです。

 

いつも ありがとうございます。🌸

 

※余談になりますが、昨年暮れとお正月に「岸部露伴は動かない」のドラマを見ました。

高橋一生さんも素晴らしいし出版社の女性の、へこたれない逞しさが魅力でした。

他の俳優さんたちも素晴らしかったです♪

。。。

おかげで、初夢は少しブキミな夢を見てしまいました(〃艸〃)

 

ほんとうに、いつもありがとうございます。

今日は、穏やかなお天気ですが、全国的に寒くて雪が降っているようですね。

ご自愛くださいね。

 

🌸 =^_^= 🌸

 

函館ストーリー『Winter again...』&三好達治『雪』


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朗読しました♪

 

クリオネ:原作

ぴいなつ:文

 

函館ストーリー『Winter again...』

 

僕は 自分自身と向き合いたくて この街にやって来た。
函館は 一面の雪景色…
 
降り積もる雪が 悲しみや胸の痛みを静かに消してくれる。
「大丈夫、急ぐ旅ではないのだし…」
僕は 雪景色の函館山に向かい そう呟いた。

 
雪が激しさを増し 早めのチェックイン。
電話線が凍らない内に ホテルの部屋から彼女に電話をした。

「あ、有美?いま大丈夫?」
「うん、大丈夫だけど…政樹いまどこ?スマホは繋がらないし、家に電話したら留守電だったけど…」
「じつは函館に来てるんだよ。ちょっと思うところがあってね。たまには一人旅もいいかな、なんて、スマホを家に置いてきたよ」
「えーっ!函館〜?いいなぁ…一緒に行きたかったけど………我慢する」
「ごめんごめん。なんかさ…こんな風にスマホでなく電話で話してみたら、昔のドラマの遠距離恋愛みたいだね」
「たしかに…なんかちょっと新鮮かも」

僕は 有美に好きな詩を朗読してくれるように頼んだ。

しんしんと降る雪 鳴り響く教会の鐘の音。
雪と風と空気の静寂の中で…
有美の美声は 淡い初雪のように温かく甘い感じがした。

 

 

クリオネ先生♪

ぴいなつ先生♪

ありがとうございます。

 

ご覧いただき、感謝です。

ありがとうございます。

 

今、外は雪です。

とても寒いデス。

ご自愛くださいね。

 

今年はお世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。

 

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高村光太郎「冬が来た」


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寒い冬が、きましたね~!

 

朝、おもわずくちずさんだ詩が「冬が来た」です。

 

昨夜から風が吹き荒れていました。

だけど、この風は雪を飛ばしてくれるんです。

風が強いときは、積雪が少なくてすみます。

 

昼からは、青空もみえてきましたよ。

 

 

❄ ❄ ❄ 冬が来た ❄ ❄ ❄

 

きっぱりと冬が来た

八つ手の白い花も消え

公孫樹の木も箒になった

 

きりきりともみこむやうな冬が来た

人にいやがられる冬

草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

 

冬よ

僕に来い、僕に来い

僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

 

しみ透れ、つきぬけ

火事を出せ、雪で埋めろ

刃物のやうな冬が来た

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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函館ストーリー「2人のseason」


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函館ストーリー「2人のseason」

クリオネ:作 ぴいなつ監修 函館ストーリー「2人のseason] 朗読しました。 
 

函館の街が、autumnマジックで色づき始めた。

乾いた秋風が函館山から八幡坂を通り、元町の教会の鐘の音をベイエリアへと届けている。

僕は、赤レンガ倉庫の前で立ち止まった…

 「シオン…」

僕は、ゆっくりとその名前を口にした。

「シオン」、僕が彼女に付けた名前だ。

 

出会いは奇跡なのだ!と、誰かの言葉を思い出した…

にもかかわらず、恋愛は時としてスグに別れが訪れることがある。

僕は、昨年の秋に恋をして、クリスマスを過ごし、早春に別れるという短い恋愛をした。

いや、正確に言うなら…

それは、僕の一方的な恋だったのだろう。

 

在宅でのリモートワークの仕事が終わり、以前のように会社に出勤するようになった、9月。

空いていた僕の正面の席に、一人の女性が座っていた。

アルバイトの大学生だという。

彼女のことは、初めは何も知らなかった…

いつも、やさしく微笑んでいる彼女は、僕にとって99%のミステリアスな女性だったからだ。

 

僕は、彼女のことを心の中で「シオン」と呼んだ!

紫苑(シオン)、秋に咲く紫色の小さな花で、花言葉 は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」である。

そう、出会いは奇跡なのだ。

 

僕の恋愛のボルテージは、夏のように一気に駆け上がり、やがて秋雨前線のように停滞し、そして静かな冬を迎えた。

クリスマスの日、僕はポインセチアの鉢植えを彼女に贈り、彼女は手編みのマフラーを僕にプレゼントしてくれた。

でも…

手編みのマフラーとはいえ、スグに制作できるのだろうか?

僕に出会う前から彼女は誰かのためにマフラーを編んでいたのかもしれない。

そんなモヤモヤした気持ちがあったからなのか、僕の恋愛は短くも儚いものだった。

確かに奇跡の出会いはある。

ただ僕は、それを育む術を知らなかったのだ。

 

恋愛に季節があるのなら、僕は夏に恋をし、秋を迎え、冬に終わったことになる。

しかし、恋に季節があるのなら僕にだって春が巡ってくるはずだ、自然界の草花が春に花を咲かせるように。

 

冬に終わった僕の「恋」は「孤悲(こい)」だったようだ…

恋愛には、必ず冬がやってくる。

そんな冬を「孤悲」して偲び、やがて来る春を「待つ」ことが、僕には必要なのだ。

うつむきかげんに冬を過ごし、終わったかに見えた僕の恋は…

待つ春を過ぎ、いつの間にか出会いの秋を再び迎えた。

 

僕は彼女が待つ、ベイエリアにあるラッキーピエロ・マリーナ末広店のドアを開けた。

アルバイト期間が終わり、大学に戻った彼女とは半年ぶりの再開となる。

「シオン」、僕は小さい声でささやいた。

彼女は、席で毛糸を操っていて、僕には気が付かない。

「シオン」、僕はもう一度小さな声でささやいた。

 

ようやく僕に気がついた彼女は、僕のマフラーを見て「あっ!」と小さく声をあげた。

「そのマフラーは、自分用に編んでいたものでね、だからところどころ色が変でしょ?ごめんね。でも、どうしてもあなたにマフラーを贈りたかったから…」

僕は、彼女との待ち合わせにクリーニングから上がったばかりの、マフラーを巻いていた。

 

それは、去年のクリスマスに彼女がプレゼントしてくれた手編みのマフラーだった。

 

「今年は、お揃いだけど、いい?」

彼女は僕に、はにかみながら聞いてきた。

彼女が編んでいるのはトナカイ柄のマフラーで、クリスマスの日に完成だと教えてくれた。

僕は、イタリアントマトのように顔を真っ赤にして、大きく「うん!」と頷いた。

彼女は、ラキポテを一口食べて「ありがとー!」と微笑んだ。

 

函館に、もうすぐトナカイのマフラーが似合う季節がやってくる。

 

END

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

函館ストーリー「2年先の未来予想図」

 



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ぴいなつ先生♪クリオネ先生♪

ありがとうございます。

 

 

函館ストーリー「2年先の未来予想図」朗読しました♪

 

函館ストーリー「2年先の未来予想図」

 

ベイエリアにある《カリフォルニアベイビーのシスコライスが食べたい!》って冬果が言うので、僕らは店の前で待ち合わせをした。

僕は大学生で、わりと時間に余裕があるけれど、一つ下の冬果は受験勉強に追われていて、このところなかなか会えなかった。

僕は家庭教師のバイト代が入ったので、冬果にシスコライスをごちそうして元気づけようと思った。

 

「あ、冬果?いまどこ?」

「ごめん、あと5分くらいで着けると思うから、奏ちゃん中で待ってて~」

相変わらず、冬果は遅刻の常習犯だ。

きょうは、久しぶりのデート。

曜日は土曜日。

特に時間を気にしなくても何となくの昼下がり…

 

「奏ちゃん、またね!」

市電が十字街から大きく左へと向かった、宝来町の電停が近づいてくる…

頷きながらも、ここで別れるのは惜しい気がした。

僕が高校生最後の日の、デートの帰りだった…

「冬果」

イチかバチか彼女を呼び捨てにしてみた。

案の定、冬果は驚いたように目を瞠って僕を見上げた。

「迷惑だった?」

冬果は無言で首を大きく左右に振った。

「びっくりしただけ。でも嬉しい。だけどちょっと恥ずかしいな。急だったから…」

何やらいろいろと複雑みたいだが、とにかく迷惑ではないようで、僕は勇気を振り絞った甲斐があったというものだ。

自分だけが彼女を「冬果」と呼べる関係が嬉しくて、この時から僕は「冬果」と呼んでいる。

 

この春から僕は大学生になった。

冬果は、まだセーラー服が似合う女子高生だ。

《奏ちゃんと同じ大学に入るんだ!》って、必死に勉強に励んでいる。

僕だって、同じキャンパスで冬果と過ごせるなら最高だ。

ちょくちょく友達から合コンに誘われるけど、「彼女がいるからパス!」っていつも断っている。

意外とヤキモチ焼きだからね、冬果は。

「合コンとか行かないの?」なんてあっけらかんと聞いてくるけど、ホントは行かないでって顔に書いてある。

サークルで一緒の女の子から、なんとなく告白めいたことをされたときも、キッパリ言った。

「僕には彼女がいるから!」ってね。

 

独り言のように、ぶつぶつ頭の中でつぶやいていたら、いつの間にか冬果が到着していた。

「奏ちゃん?奏ちゃん?」と、僕の顔の前でブンブン手を振っている。

「ちょっと~?わたしが到着しても気づかないで、ナーニ考えてたの?」

「い、いや…。何でもないよ。さて、お嬢さま!ご注文はシスコライスでよろしいですね?」

「そうね、シスコライスなるものを、頼んでくださる」

「お飲み物は、どうなさいますか?お嬢さま」

「メロンソーダにするわ」

「かしこまりました、メロンソーダでございますね」

最近、執事とお嬢さまという設定の会話が、ふたりのブームだった。

 

シスコライスとは、ミックスベジタブルの入ったバターピラフにフランクフルトが2本とたっぷりのミートソースがかかった、カリベビの人気メニューだ。

僕が友達と食べに行ったことを話したら、冬果はことあるごとに《シスコライス、シスコライス》って言い続けていたのだ。

「やっと、これたねー」

「めっちゃ、楽しみ!!けっこうボリュームあるって聞いたから、朝からなにも食べないで来ちゃった~。お店もいい雰囲気だよねぇ」

「お酒が飲めるようになったら、夜に来てみたいよなぁ」

「いいね、いいね!じゃあ、わたしがハタチになったお祝いは、ここにしよっか?」

「まーだ、だいぶ先の話じゃん」

「いいの、いいの。それを目指してがんばるんだから」

 

とても冬果らしいと思った。

いつでも、そうやって先に楽しみをつくっておいて、そこに向かって全力で生きている。

そんな姿が可愛いと思うし、見ていて飽きない。

「なんかさぁ、冬果って、ずっとそのまんまなんだろうな」

「そうだよ!わたしはね、ずーっと、こんな感じでワクワクしながら生きていきたいんだ」

「80歳になっても、そのまんまなんだろう?」

「もちろん!かわいいおばあちゃんって最高じゃない?年齢のせいとかにしたくないよー。その年齢だから楽しめることをみつけていきたいって思うんだよねー」

「なるほどね~、とても高校生の意見とは思えないわ」

そう言って、ふたりで笑った。

 

冬果となら、この先、ずーっと笑っていられるんだろうなって、僕はいつも思う。

困難にぶつかっても、いつの間にか、それをプラスの方向に変えてしまうチカラが冬果にはあるのだ。

僕が大学受験でナーバスになっていた頃にも、いつもと変わらない雰囲気で笑わせてくれて、どれだけ癒やされたことか…。

だから、今度は僕が冬果を支える番なんだ。

 

嬉しそうにシスコライスを食べる冬果を見ていたら、そんな難しいことはどうでもいいかと思えてきた。

ただ、一緒にいられるという幸せを感じながら、メロンソーダを一口飲んだ。

あと2年後には、少しオトナになった2人がビールで乾杯して…

そのあと…。

想像して、ちょっと顔が赤くなった。

「どうしたの?」

「ん?いや、幸せそうだなと思ってさ」

「うん、最高にしあわせだよ!あ~おいしい、おいしい。元気出るわ~!」

オトナな時間は、もうちょっと、おあずけだ。

僕は、そっと2年先の未来予想図を胸にしまった。

 

店を出た僕らは、十字街までゆっくり歩き市電に乗った。

冬果は次の宝来町で下り、僕は終点の谷地頭だ。

僕らの恋は市電の車中から始まった…

車内はけっこう混んでいて、乗り合わせた乗客たちはどんな物語を抱えているのだろう?

それぞれの物語を乗せて、市電は十字街から走り出す。

「奏ちゃん、今日はありがとう!」

僕は、笑顔の冬果の手を力強く握った。

市電の線路はどこまでもは続かないが、僕らの線路は未来へと続いているのだ。

 

END

 

↓このお話は、「夏の終わりのサンタクロース」の続編です。

函館ストーリー「夏の終わりのサンタクロース」 | なないろの風美蘭(みらん)のブログ (ameblo.jp)

 

クリオネ文筆堂は、こちらです。

ぴいなつ作:函館ストーリー「2年先の未来予想図」-クリオネ文筆堂 (greensaster.blogspot.com)

 

 

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ご覧いただき、ありがとうございます。🌸

【ばば皮】新潟のむかし話


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新潟のむかし話【ばば皮】朗読しました。

 

シンデレラは、素敵なドレス姿に変身しましたが、これは、おばあさんになれる皮なのですねぇ。

 

働き者の主人公といいうのは共通していますね^^

 

お嫁さんになるための3つのこと~かぐや姫が求婚者にお題をだしこことにも少し似ているかなぁ~とも思いました。

 

そして、「本が好き」というのも「美女と野獣」のお話にもありましたねぇ。

 

少し長いお話になりましたが、お時間のある時に聴いていただけたら嬉しいです。

 

ありがとうございます。

 

 

※録音するときにパソコンにマイクをつなげています。

少し、雑音がはいります。自宅録音なので、いろいろな音は入ってしまうのですが、。。。

スマホで録音したののは、パソコンには入るのですが、動画には(試行錯誤したのですが)使うことができませんでした。

お聞き苦しく申し訳ありません。