函館ストーリー「マーガレットの花言葉」
クリオネさんの函館ストーリー「マーガレットの花言葉」朗読しました。
クリオネ文筆堂
函館ストーリー「マーガレットの花言葉」-クリオネ文筆堂 (greensaster.blogspot.com)
遅咲きの桜が散り、函館にもようやく本格的な春が来た。
そして花屋の店先には、マーガレットが目立つようになる。
「私、マーガレットが大好きなの」
「私のことは忘れても、私の好きなマーガレットは、忘れないでね」
昨年、別れた彼女のセリフを思い出した。
あれから1年…
僕は、振り返らない事にした。
今までの僕は、全てにおいて振り返る人生だった。
振り返ることが、多かった。
今日から僕は、前を向き決して振り返らない事にしたのだ。
マーガレット、彼女の好きな花だった。
花言葉は、『誠実』『真実の愛』である。
両手一杯のマーガレットを抱え、僕は1年ぶりに彼女と再会する。
今から僕は、現在進行形で生きようと思う。
そして、僕たちの恋は新しいページを開くように、また始まるのだ。
ご覧いただきありがとうございます。
函館ストーリー【指定席は、海の見える窓辺】
朗読しました。
お楽しみくださいね。
クリオネ文筆堂
ぴいなつ作:函館ストーリー「指定席は、海の見える窓辺」-クリオネ文筆堂 (greensaster.blogspot.com)
函館ストーリー「指定席は、海の見える窓辺」
ぴいなつ:作
クリオネ:監修
わたしは函館の大学に入って、初めて一人暮らしを始めた。
四季折々に異なる表情を見せる函館の街…
空が、風が、光が、人が、建物が、函館という組曲をそれぞれ奏でる。
海から見上げる坂道、坂の上から見下ろす海、振り返るとそこには、わたしの大好きな
元町があった。
わたしは、すっかりこの函館の街に魅了され、そのまま就職をした。
そして、働きはじめて10年目の冬が終わろうとしている。
ときどき、仕事に煮詰まると訪れるカフェがある。
元町にあるそのお店の海が見える窓際が、わたしの指定席だった。
ただただ、ボーッと海を眺めていたら、モヤモヤした気持ちが浄化されていく…
そんな癒しの空間。
パスタランチが人気で、この店に来ると、わたしはいつも日常を忘れることができた。
本日のパスタランチは、2種類の辛さが異なるカールレイモン・ソーセージ添えの
ペペロンチーノ。
わたしは、パスタを口に運びながら、いつのまにか頭の中はファンタジーの世界へと
迷いこんでいく…。
あの海に、小瓶がぷかりぷかりと浮かんでいて、中には手紙が入っている。
これは外国語ね。一体、どこから辿り着いたの?
どうやらそれはフランス語みたい。
なんて書いてあるのかな?スマホで調べてみた。
[C’est la vie ]セ・ラ・ヴィー
[それが、人生]って意味なのね…。
なんだかステキな言葉!
何年かかって、ここまで漂流してきたの?
わたしに見つけて欲しかったの?
どんな人が書いたんだろう?
もしかして…この人が、わたしの運命の人だったりして?
…気づけば、そんな物語を空想するクセがあって、それがわたしのリセットの時間にもなっていた。
そしてランチの後の、このカフェ自慢のガトーショコラと濃い目の珈琲が、最高のご褒美。
マスターは穏やかな佇まいで、いつもカウンターの向こうで丁寧にネルドリップで珈琲を淹れてくれる。
その横には、笑顔がステキな奥さまが接客をしていて、とても居心地がいい。
《こんな夫婦って、憧れちゃう…》
わたしにも、そんな運命の人がホントにいるのかな?
まわりはどんどん結婚しちゃって、独身の友達は数えるほどしかいない。
家庭を持った人たちとは、だんだん話も合わなくなってくるし…
このところ、ちょっと焦っていた。
いつか白馬の王子様が迎えに来てくれる!
とまでは夢見ていないにしても、どこかでそんな出逢いを待ち続けている、わたしがいた。
あーぁ、わたしの人生って、これからどうなっていくんだろ?
雑誌の占いには《今年は12年に一度の大幸運期》なんて書いてあったけど、そんな気配はまったくないしさ…。
《そろそろ、休憩時間も終わりか…》
お会計をしようと席を立ったとき、奥さまが声をかけてくれた。
「なにか、いいことでもあった?」
「エッ!?どうしてですか?」
「なんていうか、とってもハッピーなオーラが出ているように見えたから」
「エー?そういうの、わかるんですか?」
「うーん、なんとなくなんだけど、わたしにはちょっとそんなチカラがあるみたいなのよね」
「だとしたら、すっごく嬉しいなぁ~。やった~!なんか元気でちゃいました!」
「そう、その笑顔!いい波動って、人から人に伝わるの。だから、自分がいい波動を出していたら、自然とステキな人が集まってくるようになるのよ」
奥さまの言葉は、スーッとわたしの心に響いた。
まるで、函館の海の波音のように…。
《叶えたい未来は、自分で引き寄せる》
わたしは、会社のデスクに戻ると手帳にそう記した。
きっと、わたしの王子様は、こっちに向かって馬を走らせている!そう信じて。
END
ご覧いただきありがとうございます。
※写真はフリー素材をお借りしました。
【おやゆび姫(7)完】アンデルセン★青空文庫
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 おやゆび姫 LITTLE TINY OR THUMBELINA (aozora.gr.jp)
とっても長い朗読でした。
難しかったです。
長い朗読 聴いていただき ありがとうございました。
おやゆび姫(1)https://youtu.be/_ADge0ZfpE0 おやゆび姫(2)https://youtu.be/ye-Mr7EXxy0 おやゆび姫 (3) https://youtu.be/tzWENtcCDxE おやゆび姫(4)https://youtu.be/RzXqonRMbJo おやゆび姫(5)https://youtu.be/vRSudaOqpyA おやゆび姫(6)https://youtu.be/Xm3WWj7QVQQ
🌷
花粉症 今日は、目がかゆい日でした。明日も花粉が多いそうです。
【おやゆび姫(6)】アンデルセン★青空文庫
おやゆび姫は、。。。モグラさんとの結婚が決まりました!
でも、モグラさんのことは好きではありません。
そこに、。。。現れたのはツバメさんでした!
このお話のなかに、
野ネズミは働き者のクモを四ひきやとって、昼夜をとわず布をおらせました。
というのがありました。
わたしは「千と千尋の神隠し」のなかにでてくる湯屋の窯爺(かまじ
い)を想いだしました^^
「小さな赤い花」もおやゆび姫にとては、大きなお花だっのでしょうねぇ。🌺
おやゆび姫(1)https://youtu.be/_ADge0ZfpE0
おやゆび姫(2)https://youtu.be/ye-Mr7EXxy0
おやゆび姫 (3) https://youtu.be/tzWENtcCDxE
おやゆび姫(4)https://youtu.be/RzXqonRMbJo
おやゆび姫(5)https://youtu.be/vRSudaOqpyA
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 おやゆび姫 LITTLE TINY OR THUMBELINA (aozora.gr.jp)
ツバメに乗ったおやゆび姫は、どんな景色を見たのでしょうね♪
写真はパブリックドメインのフリー素材をお借りしました。
いつも ありがとうございます。
【おやゆび姫(5)】アンデルセン★青空文庫
://youtu.be/vRSudaOqpyA
今週のお題「雛祭り」
今日は「ひなまつり」ですね♪
昨日は、「チューリップ」を購入しました。
ひなまつり
楽しんでくださいね♪
いつも ありがとうございます。🌸