【おやゆび姫(4)】アンデルセン★青空文庫
結婚相手の条件って何だろう!?
お金持ちで教養があって、。。。??
もちろん、お金もなくてはならないけれど、それだけではいけないと思うのデス。
おやゆび姫(1)https://youtu.be/_ADge0ZfpE0
おやゆび姫(2)https://youtu.be/ye-Mr7EXxy0
おやゆび姫 (3) https://youtu.be/tzWENtcCDxE
↑福寿草のお花 (春が待ち遠しいお花ですね^^)
フリー素材よりお借りしました。
いつも ありがとうございます。
【おやゆび姫(3)】アンデルセン★青空文庫
ひとりぼっち
おやゆび姫に、ひとりぼっちの期間が訪れます。
あぁ、このひとりぼっちのことって、
誰にでも大小経験すること、。。。かしら!?
小さいおやゆび姫にとって、生命にも関わることでしたね。
おやゆび姫(1)https://youtu.be/_ADge0ZfpE0
おやゆび姫(2)https://youtu.be/ye-Mr7EXxy0
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 おやゆび姫 LITTLE TINY OR THUMBELINA (aozora.gr.jp)
降りやまない雨はない!と言いますが、。。。
降りやまない雪はない!
コロナも収束して、暖かい春がきますように。
いつも、ありがとうございます。🌷 🌷 🌷
ヒナギクのお花畑 フリー素材より
おやゆび姫(2)アンデルセン 朗読
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 おやゆび姫 LITTLE TINY OR THUMBELINA (aozora.gr.jp)
感想:綺麗で可愛いというのは、けっこう大変なことなのですね。
そして、小さいからか弱いですね。
それから、。。。あのモンシロチョウはどうなったのだろう。とおもいました。
罪をおかすつもりでなくとも人を傷つけてしまうこともあるのだということを肝に明記し
たいです。
おやゆび姫(1)の続きです。
お時間のあるときに、どうぞ。
おやゆび姫(1)はコチラです。↓
いつも ありがとうございます。🌷🌷
【おやゆび姫(1)】アンデルセン 朗読
おやゆび姫
LITTLE TINY OR THUMBELINA
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen
大久保ゆう訳
創作昔話「甘い言葉に、ご用心!」
今年は大雪ですね!!
コチラ地方、雪国ですが、平野部なのですが、。。。
豪雪地域よりも大雪になっています。
毎日、雪堀に励んでいます。
仕事には、歩いて行こうとしたのですが、除雪車で通行止め!!
仕事場も昨日、今日は閉鎖となりました。
子どもの頃は、しんしんと雪が降るところでした。
いわば、豪雪地帯でしたよ。
雪の降るなか、囲炉裏を囲んで昔話を聴くのもいいですね^^
クリオネ文筆堂
創作昔話 「甘い言葉に、ご用心!」-クリオネ文筆堂 (greensaster.blogspot.com)
創作昔話 『甘い言葉に、ご用心!』
原作:クリオネ 監修:ぴいなつ
昔、むかし…
ベゴ森と呼ばれる森の中に1匹の若い女キツネが住んでいて、その可愛らしさから村人たちに[お小夜キツネ]と呼ばれていました。
この、[お小夜キツネ]は、とても好奇心が強くて負けず嫌いで、まだ小さい頃に着物姿の女性に化けて、キノコ採りにやって来た甚四朗という男の人を騙そうとして、逆に捕まり「二度と人を騙さないように!」と強く説教され、山へと帰されたのでした。
しかし、負けず嫌いの性格から、「絶対に、村一番の化け方上手になってやる!」と、辛い修行に励み、それはそれは美しい女キツネに成長したのです。
それでは成長した、[お小夜キツネ]の、お話をどうぞ。
ある夏の夕方、馬を曳きながら一人の男が新井田川から土手へと上がってきました。
「さぁ~もう冷えだべ!メドツが出る前に家さ帰ろう…」
と、馬を新井田川で水浴びさせ夕暮れを背に歩いていると、前から美しい娘がやって来て声を掛けてきたのです。
「今晩は、留吉さん。今、お帰りですか?」
「じゃー!おめぇ誰だ?オラ~おまえさんのごど知らないじゃ」
「私は、お小夜という者で、この近くでお店をやっているのです。よろしかったら、お立ち寄りください。お酒をごちそうしますよ」
めっぽう酒が好きな留吉は馬をそこにある立ち木に繋ぐと、お小夜という娘の後を付いて行った。
まもなく、立派な店がそこにあった。
「留吉さん、お酒の準備をしますから、先にお風呂に入ってください。あとで背中を流しますから」
娘が、たいそう風呂を勧めるので留吉は、裸になりドボンと湯船に飛び込むと…
「でったらだ風呂だなぁ~!こったらだに大きがったら泳げるべ?」
留吉は、広いお風呂でごきげんになりイイ気分で、しばらく鼻歌をうたっていました。
そこへ…
「留吉、何やってらっきゃ?おめぇ~、頭いがれだのが?」
留吉は、友達の庄三郎に声を掛けられたのです。
「なんど?」
ハッと我に返った留吉は、辺りを見わたすと田んぼの中で泥まみれになっている自分に気がつきました。
「ハハハッ!おめぇ~お小夜キツネに騙されだな?ハハハハッ」
「じゃー!やられだじゃ」
「したども、お小夜キツネは一番の化がし上手だ、仕方がながんべ」
と、庄三郎は留吉を慰めたのでした。
二人は、すっかり暗くなった夜道を歩きながら、家へと向かいました。
「留吉、おめぇ~眉に唾つけだのが?」
「いや、やってねぇ~」
「したすけ狐に騙されるんだ!夕方や夜に道を歩ぐどぎは、昔がら狐に騙されないように眉に唾をつけだもんだ」
留吉はシュンとなりながら…
「じゃ!わ~馬を置いできたじゃ。さぁ~戻るべ」
「おめぇと違っで、馬は利口だすけ狐に騙されねぇ、先に帰ってらべな!」
庄三郎が大笑いするなか留吉の家に着くと、馬は先に帰っていましたとさ。
こうして、お小夜キツネは夕方になると里へとやって来ては、村の男どもを騙すのでした。
でも、騙される村の男たちは、みんな正直で真面目な者ばかりでした。
それは、お小夜キツネが気持ちの優しいキツネであり、真面目一片の不器用な男たちへの鼓舞でもあったのです。
どっとはれ。
[END]
いつも、ありがとう♪
函館ストーリー「彼女は僕のビタミン」
クリオネ文筆堂
函館ストーリー「彼女は僕のビタミン」-クリオネ文筆堂 (greensaster.blogspot.com)
作:ぴいなつ 監修:クリオネ
函館ストーリー「彼女は僕のビタミン」
僕は、人生で初めての入院をした。
食事療法が必要とのことで、栄養指導をしてくれた女性がいた。
この病院の管理栄養士さんだ。
難しいことも、丁寧にわかりやすく教えてくれる。
僕が神経質に細かいことを気にすると、大らかに対応してくれる人だった。
話をしているだけで心が柔らかくなる、そんな雰囲気をまとっていた。
あるとき、話が脱線して函館のおいしいラーメン屋の話になったりして盛り上がった。
「栄養士さんって、いつもバランスのいい食事をして頭の中でカロリー計算しているイメージだったけど、そんなわけないか?」と僕が笑った。
「まあ〜、考えていないわけじゃないんですけどね」そう言って彼女も笑った。
一番苦しい時に「アレも駄目、コレも駄目ってすると長続きしないので、少し気持ちをゆるめていいですよ」と言ってくれ、どれだけ救われたことか…。
病気になると、ついついマイナスに物事を考えてしまい、消灯後の長い夜はベッドの中で悪い想像が脳内をかけめぐる。
「なかなか眠れない夜は、おいしいお店のことでも考えていたほうが楽しくていいですよ。ただし、お腹はすいちゃいますけど…」と、いたずらっぽく笑う彼女の言葉を思い出した。
追いつめられたとき、どこかに逃げ道をつくることは、とても大事だと思う。
仕事で行き詰まったときにも、それは実感していた。
まじめに考えすぎてカラダを壊すのでは、元も子もない。
もっと、チカラを抜いて自分のカラダに真摯に向き合うことが、今の僕には求められているのだろう。
随分と無茶もしてきたけど…
もう、そんなに若くもないのだから軌道修正しなければ。
「一病息災って言うでしょ?病気がひとつくらいあったほうが、自分のカラダを大事にするものですよ。だから、大丈夫!」
彼女は、入院中の僕にとって心のビタミンだった。
退院が決まって、嬉しいような寂しいような複雑な気分だ。
《もう、彼女に会えないのか・・・》
退院して、3か月が過ぎた頃、久しぶりに塩ラーメンが食べたくなり函館駅近くにある《滋養軒》という、僕のお気に入りのお店に向かった。
のれんをくぐると「あっ!」と、思わず声が出た。
なんとそこには、僕のビタミンさんがカウンターで塩ラーメンをすすっていたのだ。
そういえばあのとき、このお店の話をしたのだった。
僕の声に気がついた彼女は…
「見~ちゃった、見~ちゃった!」と、笑った。
「た、たまには、いいよね?」と僕もごまかすように笑い、頭を掻いた。
彼女は隣の椅子を引き出し、座面をトントンと叩きながら
「お説教しますので、お座りください」とコワイ顔をしてみせたあと、「なーんちゃって!」とニッコリ笑った。
この3か月の空白を埋めるように会話が弾む。
《話をしていて、こんなに楽しくて落ち着く人が今までいただろうか?》と、僕は密かに胸が熱くなっていた。
「よ、よかったら連絡先とか聞いていいかな?」
気づいたら僕にしては思い切ったことを口走っていた。
彼女は快くオッケーしてくれて、僕たちはLINEで繋がった。
そうしている内に、僕の塩ラーメンが運ばれてきた。
丼の底まで見える輝く透明なスープの美しさ!
レンゲを沈め一口含むと、あっさりしていながら旨味が凝縮された深い味わいに思わず唸った。
食品添加物無しの自家製中太ストレート麺は噛むと、小麦の味がしっかり感じられツルツルと舌や喉を滑り落ちていくのが分かる。
チャーシューはシンプルなしっかりとした食感ながらスープの味を邪魔しない絶妙な美味しさ。
夢中でラーメンを啜る僕を彼女が微笑みながら見つめていた。
食べ終わり、僕は彼女のぶんの会計も済ませた。
彼女は遠慮したけど、入院中にいっぱいお世話になったからお礼がしたいと言ったら、とても喜んでくれた。
そして、2人で店を出た。
「時間があったら、少し一緒に歩かない?ほら、食べたら運動してカロリー消費しなくちゃね」と、誘った。
「あらまぁ~それは素晴らしい心がけですねぇ!ではでは、お供いたしますので、きびだんごをくださいな」と、彼女がふざけて笑った。
「ほぉ〜、では、きびだんごのかわりに、ソフトクリームをご馳走しましょう」と、僕も笑った。
僕らは駅前から市電に乗り十字街で降りて明治館まで歩いた。
いつまでも話が途切れることなく、時折ふざけ合って盛り上がった。
こんなに心の底から笑ったのは、久しぶりだ。
いつしか、僕は毎日の食事を写真に撮り、彼女にLINEで送るのが日課になっていた。
ダメ出しをされながらも、たまに褒められると嬉しい。
自分のカラダを大切に想ってくれる人がいるという幸せを、僕はしみじみと感じていた。
やがて、半年後…
僕は、昨日から部屋の模様替えをしている。
週末の今日、彼女が初めて僕の部屋にやってくるからだ。
BGMも準備OK!
彼女の好きな、白ワインとチーズとクラコットも用意した。
「さぁ~、バッチ来~い!」
などと、気合を入れていたら、ようやく彼女がやって来た。
「こんにちは、ごめんね~少し遅くなって…」
そう言って、小首を左に少し傾けて彼女が微笑んだ。
それが、彼女の可愛い癖だった。
「ねぇ~どうしたの?私の顔ばかり見て…」
「なっ、何でもないよ」
「おかしな人…」
僕は、イタリアン・トマトのように赤くなった顔を隠すように、慌てて彼女の手を取り部屋の奥へと連れて行った。
こうして僕の想いは、愛に変わった。
END
美味しいラーメンをたべたように、あったまっていただけたら嬉しいです。
聴いていただき ありがとうございます。
函館ストーリー「バーボンは不器用な香り」
クリオネ文筆堂
函館ストーリー「バーボンは不器用な香り」-クリオネ文筆堂 (greensaster.blogspot.com)
原作:クリオネ
監修:ぴいなつ
函館ストーリー「バーボンは不器用な香り」
朗読しました。
函館ストーリー「バーボンは不器用な香り」
ロゴ入りミラーにカウボーイブーツ。
アンティークな机の上にレンガを積んで、シャレた洋酒コーナーの出来上がりだ。
僕は、昨日から部屋の模様替えをしている。
週末の今日、彼女が初めて僕の部屋にやってくるからだ。
BGMも準備OK!
彼女の好きな、白ワインとチーズとクラコットも用意した。
「さぁ~、バッチ来~い!」
などと、気合を入れていたら、ようやく彼女がやって来た。
「こんにちは、ごめんね~少し遅くなって…」
そう言って、小首を左に少し傾けて彼女が微笑んだ。
それが、彼女の可愛い癖だった。
「ねぇ~どうしたの?私の顔ばかり見て…」
「なっ、何でもないよ」
「おかしな人…」
僕は、イタリアン・トマトのように赤くなった顔を隠すように、慌てて彼女の手を取り部屋の奥へと連れて行った。
「すごい、素敵!」
デットスペースに作ったアーリーアメリカンコーナー。
テンガロンハットのカウボーイたちから、今にもウイスキーのオーダーがきそうな…
そんな、ウエスタンの雰囲気を十分に表現できたと思う。
「どう、これ?」
「ねぇ~自分で作ったの?」
東京ディズニーランドにある、ウエスタンランドの雰囲気が大好きと言う彼女は、目を輝かして喜んでくれた。
「これって、ウイスキー?ラベルが素敵ね」
彼女は、1本の洋酒のビンを手に持ち、いつものように小首を少し左に傾けながら、僕に尋ねてきた。
「それは、バーボンだよ」
「バーボン?ジャックダニエルとかっていう?」
「ジャックダニエルはバーボンではないよ。テネシーウイスキーさ」
「そうなの?私、よく分からないわ」
「バーボンはアメリカ南部・ケンタッキー州のお酒で、原料はトウモロコシなんだ」
「あれでしょ、映画とか探偵小説に出てくるハードボイルドな、お酒」
「そうだね、他の酒とは違う頑固で濃い、妙に男臭い酒かもね。バーで女の子と一緒に飲むよりは、男同士で飲みながら、お互いの夢を語ったり、失恋した時にしんみりと飲むのが似合う酒かな?」
「だから、私とのデートではバーに誘ってくれないの?」
「そっ、そんな事ないよ!ぼっ、僕はバーとか似合わないから…」
「フフッ、今日はいつもより、カッコよく感じるわよ」
そう言うと、彼女は僕の頬にキスをしてくれた。
「やはり、バーボンと言えば…」
「ハイハイ、お酒の話になると、ホント止まらないわね。続きは、後でゆっくり聞くわよ」
「ん、うん。そうだね」
「ねぇ~ここ、綺麗に片付いているけど、あそこ開けたら、何か変なのが出てくるのかな?」
「なっ、何もないよ、あるわけないだろう、ハハッ」
「大丈夫よ、開けたりしないから」
そういうと、彼女は鼻歌交じりに台所へと向かった。
僕は、まだドキドキと鼓動が鳴り響いている、だって彼女には見られるとヤバイDVDや雑誌を放り込んだままなのだ。
「ねぇ、私ウイスキーとか飲んだことないから、バーボンに合うお料理うまく作れないけどいい?」
彼女が、こちらに背中を向けたまま聞いてきた。
「なっ、何でもいいよ!僕は、好き嫌いはないから」
僕は、彼女の背中に向かって、そう返した。
ホントは「君の作る物なら、何だって美味しいに決まっているさ!」と答えたかったのだが、上手く言えなくて、ゴニョゴニョと小さく呟いた。
「こんなのでいい?あまり上手くできなくて、ごめんね」
彼女は、いつものように小首を少し左に傾けながら、僕にそう尋ねてきた。
「美味しそう!さぁ~かっ、乾杯しよう」
僕は、彼女の仕草と料理に、萌え死にながらも自分の心を誤魔化すように乾杯をした。
陽気なカントリーミュージックと、美味しい手料理が僕の心を満たし、彼女の笑顔がいつまでも輝いていた。
やがて、BGMがジャズに変わる頃、夜も更けてきた。
外は、雪がちらついているようだ。
「バーボンって初めて飲んだけど、甘い香りが強烈ね。でも、私にはちょっとアルコールがキツイかな」
彼女は、デザートのスムージーを飲みながら、ほんのりと頬を赤くしながら僕の目を見つめた。
「雪も降ってきたし、ホット・ワインとかにしようか?」
「ありがとう、でも今夜はあなたと同じ物を飲みたいの」
「僕も、ふだんはバーボンなんて飲まないけど…」
「今日は、洋食だったけど和食なら日本酒とか、いいかもね」
「へぇ~意外だね、日本酒いけるんだ?」
「フフッ、今は飲みやすい日本酒あるでしょ、女子にも人気があるのよ」
「そっ、そうなんだ」
「ねぇ~今夜、泊まってもいい?私、酔ったみたいなの…」
「もっ、もちろんさ、いいに決まっているだろう」
「ありがとう!」
「僕は、隣のソファーで寝るから、ゆっくり休めばいいよ」
「バカね、独りにしないでよ。夜は、まだ始まったばかりでしょ…」
翌朝、一面の雪景色の中、澄んだ青空が広がり太陽がキラキラと輝いていた。
元町から教会の鐘の音が静かにこだまする。
僕は、彼女を起こさないように静かに窓を開け、深呼吸をした。
綿帽子をかぶったような木々、まだ誰も踏みしめていない真っ白な雪が広がっていた。
遠くに見える函館山は雪化粧をし、より一層輝きを増していた。
《ここまで積もったのは、この冬はじめてだよな…》
ベランダの雪を手にとり小さな雪玉を作った僕は、ベッドで気持ちよさそうに眠る彼女のおでこにくっつけた。
「しゃっこい!」
彼女が驚いて目を開けた。
「こらぁ~!」
口をとがらせた彼女に、僕は「雪だよ!」と窓の外を指差した。
「ふたりの愛で、雪をとかしちゃえ~」
そういうと彼女は、僕のほうに向かって手を伸ばし、僕をギュッと抱き寄せた。
函館の冬には人を引きつける何かがある!
それは、街の美しさだけではなく人と人とのふれあいがあるのだ。
ふたりでベランダから雪景色の元町公園を見上げた。
バーボンのような荒削りな僕の恋も、彼女のおかげでコクのある豊かなコーンフレーバーの、味わいのある恋に変わったようだ。
そして、僕らの想いは愛に変わった。
[完]
師走ですね。
今年はリアルな忘年会もなさそうですし、
この物語で忘年会気分を味わいましたよ^^
いつも ありがとうございます。