ショートストーリー「かげふみ」

 

女であるまえに、

自分であること!!

 


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クリオネさん:作

ぴいなつさん:監修

「かげふみ」朗読しました。

 

クリオネ文筆堂

ショートストーリー「かげふみ」-クリオネ文筆堂 (greensaster.blogspot.com)

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

見るなの花倉【新潟のむかし話】


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新潟の方言が使われています。朗読しました。

このお話の中には、素敵な倉がでてきます。

想像すると、なんて素敵で綺麗なのでしょうね^^

 

 こら、おおごった。→これは、たいへんだ。

 たまげた→びっくりした

 しもうたすけ→しまったので

 おらどこは→わたしのところは

 なじょうも→どうぞどうぞ 

たんだ→たった

 いっちしまい→いちばんさいご 

見てくれんない→見ないでください 

ほんに→ほんとうに

 のうか→なおさら

 だねっか→じゃないか

 どういうがだい→どういうのですか

 見たのし→見たねぇ

 

 「いちごさけ、さんだわら なべん下ボコボコ」は、終わりの言葉ですねぇ。

 

 ご覧いただき、ありがとうございます。

 

鶴の恩がえし【新潟のむかし話】


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朗読しました♪

 

方言が使われていて、わかりにくいところもあるかもしれないですね。

 

むごつけなぁ→かわいそうに

わありい→悪い

いとしげ→きれいな

ごむしん→おねがい

かねますが→すみませんが

おじや→雑炊

えれえ→たいへん

ねぎに→そばに

こしろうてくれ→作ってください

こったぁすけ→ことだから

こさえて→こしらえて

もうつけねぇ→かなしい

らちあかん→がまんできない

おそかおそか→おそるおそる

でかしましたや→ありがとうございました

 

方言!!失われたくない言葉ですね。

 

採話地は大佐渡です。

私の住んでいるところでは使われていない方言もありましたが、

子どものころに親しんだ方言もあって1回でスムーズに朗読できました。

 

わたしは感情をだしすぎるところがあるのですが、まぁまぁ穏やかにできたとおもいます。

 

お時間のある時に聴いていただけたら嬉しいです。

 

ご覧いただき、ありがとうございます🌸

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【注文の多い料理店】宮沢賢治


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明けましておめでとうございます。

 

虎年にちなんで、ヤマネコ(ネコ科はいっしょかな?)の出てくるお話を朗読しました。

 

この作品は、以前に お話の会で、分担読みで、小学校などで発表したことがあって、馴染みのある作品なのです。

一人で朗読するには大作でした。最初24分くらいかかっていたのですが、19分でできました。

はじめの部分で、2人の紳士が、鉄砲を撃ちたがるところを朗読していて、正直ムカムカしました。

野生の鹿に遭遇したことがあるのですが、その鹿を思い出しました。

 

山道(車道)に大きな、まるでキリンみたいな鹿がいて、あ~!どうしょう!!

って思いました。

鹿は素早く高いジャンプをして山のなかに戻っていきましたよ。

とても平和主義なのだとおもいます。

 

ドキドキハラハラする面白い作品です。

教科書にも載っていましたね。

プロの方々もたくさん朗読されています。

 

ほんとうに拙い朗読ですが、作業しながらでも聞いていただけたら嬉しいです。

 

いつも ありがとうございます。🌸

 

※余談になりますが、昨年暮れとお正月に「岸部露伴は動かない」のドラマを見ました。

高橋一生さんも素晴らしいし出版社の女性の、へこたれない逞しさが魅力でした。

他の俳優さんたちも素晴らしかったです♪

。。。

おかげで、初夢は少しブキミな夢を見てしまいました(〃艸〃)

 

ほんとうに、いつもありがとうございます。

今日は、穏やかなお天気ですが、全国的に寒くて雪が降っているようですね。

ご自愛くださいね。

 

🌸 =^_^= 🌸

 

函館ストーリー『Winter again...』&三好達治『雪』


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朗読しました♪

 

クリオネ:原作

ぴいなつ:文

 

函館ストーリー『Winter again...』

 

僕は 自分自身と向き合いたくて この街にやって来た。
函館は 一面の雪景色…
 
降り積もる雪が 悲しみや胸の痛みを静かに消してくれる。
「大丈夫、急ぐ旅ではないのだし…」
僕は 雪景色の函館山に向かい そう呟いた。

 
雪が激しさを増し 早めのチェックイン。
電話線が凍らない内に ホテルの部屋から彼女に電話をした。

「あ、有美?いま大丈夫?」
「うん、大丈夫だけど…政樹いまどこ?スマホは繋がらないし、家に電話したら留守電だったけど…」
「じつは函館に来てるんだよ。ちょっと思うところがあってね。たまには一人旅もいいかな、なんて、スマホを家に置いてきたよ」
「えーっ!函館〜?いいなぁ…一緒に行きたかったけど………我慢する」
「ごめんごめん。なんかさ…こんな風にスマホでなく電話で話してみたら、昔のドラマの遠距離恋愛みたいだね」
「たしかに…なんかちょっと新鮮かも」

僕は 有美に好きな詩を朗読してくれるように頼んだ。

しんしんと降る雪 鳴り響く教会の鐘の音。
雪と風と空気の静寂の中で…
有美の美声は 淡い初雪のように温かく甘い感じがした。

 

 

クリオネ先生♪

ぴいなつ先生♪

ありがとうございます。

 

ご覧いただき、感謝です。

ありがとうございます。

 

今、外は雪です。

とても寒いデス。

ご自愛くださいね。

 

今年はお世話になりました。

来年もよろしくお願いいたします。

 

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高村光太郎「冬が来た」


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寒い冬が、きましたね~!

 

朝、おもわずくちずさんだ詩が「冬が来た」です。

 

昨夜から風が吹き荒れていました。

だけど、この風は雪を飛ばしてくれるんです。

風が強いときは、積雪が少なくてすみます。

 

昼からは、青空もみえてきましたよ。

 

 

❄ ❄ ❄ 冬が来た ❄ ❄ ❄

 

きっぱりと冬が来た

八つ手の白い花も消え

公孫樹の木も箒になった

 

きりきりともみこむやうな冬が来た

人にいやがられる冬

草木に背かれ、虫類に逃げられる冬が来た

 

冬よ

僕に来い、僕に来い

僕は冬の力、冬は僕の餌食だ

 

しみ透れ、つきぬけ

火事を出せ、雪で埋めろ

刃物のやうな冬が来た

 

 

ご覧いただき、ありがとうございます。

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函館ストーリー「2人のseason」


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函館ストーリー「2人のseason」

クリオネ:作 ぴいなつ監修 函館ストーリー「2人のseason] 朗読しました。 
 

函館の街が、autumnマジックで色づき始めた。

乾いた秋風が函館山から八幡坂を通り、元町の教会の鐘の音をベイエリアへと届けている。

僕は、赤レンガ倉庫の前で立ち止まった…

 「シオン…」

僕は、ゆっくりとその名前を口にした。

「シオン」、僕が彼女に付けた名前だ。

 

出会いは奇跡なのだ!と、誰かの言葉を思い出した…

にもかかわらず、恋愛は時としてスグに別れが訪れることがある。

僕は、昨年の秋に恋をして、クリスマスを過ごし、早春に別れるという短い恋愛をした。

いや、正確に言うなら…

それは、僕の一方的な恋だったのだろう。

 

在宅でのリモートワークの仕事が終わり、以前のように会社に出勤するようになった、9月。

空いていた僕の正面の席に、一人の女性が座っていた。

アルバイトの大学生だという。

彼女のことは、初めは何も知らなかった…

いつも、やさしく微笑んでいる彼女は、僕にとって99%のミステリアスな女性だったからだ。

 

僕は、彼女のことを心の中で「シオン」と呼んだ!

紫苑(シオン)、秋に咲く紫色の小さな花で、花言葉 は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」である。

そう、出会いは奇跡なのだ。

 

僕の恋愛のボルテージは、夏のように一気に駆け上がり、やがて秋雨前線のように停滞し、そして静かな冬を迎えた。

クリスマスの日、僕はポインセチアの鉢植えを彼女に贈り、彼女は手編みのマフラーを僕にプレゼントしてくれた。

でも…

手編みのマフラーとはいえ、スグに制作できるのだろうか?

僕に出会う前から彼女は誰かのためにマフラーを編んでいたのかもしれない。

そんなモヤモヤした気持ちがあったからなのか、僕の恋愛は短くも儚いものだった。

確かに奇跡の出会いはある。

ただ僕は、それを育む術を知らなかったのだ。

 

恋愛に季節があるのなら、僕は夏に恋をし、秋を迎え、冬に終わったことになる。

しかし、恋に季節があるのなら僕にだって春が巡ってくるはずだ、自然界の草花が春に花を咲かせるように。

 

冬に終わった僕の「恋」は「孤悲(こい)」だったようだ…

恋愛には、必ず冬がやってくる。

そんな冬を「孤悲」して偲び、やがて来る春を「待つ」ことが、僕には必要なのだ。

うつむきかげんに冬を過ごし、終わったかに見えた僕の恋は…

待つ春を過ぎ、いつの間にか出会いの秋を再び迎えた。

 

僕は彼女が待つ、ベイエリアにあるラッキーピエロ・マリーナ末広店のドアを開けた。

アルバイト期間が終わり、大学に戻った彼女とは半年ぶりの再開となる。

「シオン」、僕は小さい声でささやいた。

彼女は、席で毛糸を操っていて、僕には気が付かない。

「シオン」、僕はもう一度小さな声でささやいた。

 

ようやく僕に気がついた彼女は、僕のマフラーを見て「あっ!」と小さく声をあげた。

「そのマフラーは、自分用に編んでいたものでね、だからところどころ色が変でしょ?ごめんね。でも、どうしてもあなたにマフラーを贈りたかったから…」

僕は、彼女との待ち合わせにクリーニングから上がったばかりの、マフラーを巻いていた。

 

それは、去年のクリスマスに彼女がプレゼントしてくれた手編みのマフラーだった。

 

「今年は、お揃いだけど、いい?」

彼女は僕に、はにかみながら聞いてきた。

彼女が編んでいるのはトナカイ柄のマフラーで、クリスマスの日に完成だと教えてくれた。

僕は、イタリアントマトのように顔を真っ赤にして、大きく「うん!」と頷いた。

彼女は、ラキポテを一口食べて「ありがとー!」と微笑んだ。

 

函館に、もうすぐトナカイのマフラーが似合う季節がやってくる。

 

END

 

 

ご覧いただきありがとうございます。